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家賃・保険・通信費・車——いわゆる「固定費の大きなところ」はひと通り見直した。それでも毎月の収支を眺めると、なんとなくまだ絞れそうな気がしてくる。

そういう気分になったとき、私がやったのは日々の支出を細かく棚卸しすることでした。コンビニ、お菓子、ペットボトル、サブスク……一つひとつは大したことがないように見えても、合計すると年間で数十万円規模になることがあります。

この記事では、私が実際に取り組んで効果があった節約術を20個まとめました。全部やれば年間47万〜57万円の削減も見えてきます。「これはやっていなかった」というものがあれば、ぜひ取り入れてみてください。

結論:大きな固定費の見直しが節約の9割。それが終わったら、ここで紹介する小さな積み重ねで残りを詰めていきましょう。

節約の大前提|「小さな節約」より先にやること

結論:家・車・保険・通信費・教育費・税金——この6つを先に潰してください。そこが終わってからの話がこの記事です。

節約術の記事を探すと、「コーヒーを手作りにする」「ポイントを貯める」といった話が多いですよね。もちろんそれも悪くはないのですが、正直なところ、月5万円の家賃を削るのと、缶コーヒーを節約するのでは、効果がまったく違います。

バケツに大きな穴が空いたまま水を注いでも意味がないように、まず大きな穴(固定費)をふさぐことが最優先です。

大きな固定費を見直し終えた方が、次のステップとして取り組む内容——それがここで紹介する20の節約術です。「最初に少し時間をかけると、あとは継続的に効果が続く」ものを中心に選んでいます。

電気・光熱費を削る(No.1〜4)

No.110年以上前の家電を買い替える

資源エネルギー庁のデータによると、家庭の電気消費量の1位は冷蔵庫です。10年以上前の製品と比べると、最新の冷蔵庫は消費電力が3分の1〜半分程度まで下がっています。古い冷蔵庫を買い替えるだけで、年間5,000円以上の電気代が浮くケースも珍しくありません。

ただし、「電気代の節約だけ」を目的に新品を買うのはコスト回収の観点から微妙です。「そろそろ冷却が甘くなってきた」「容量を増やしたい」というタイミングに合わせて省エネ性能も一緒に見るのがベストです。

No.2蛍光灯をLEDに交換する

電気消費量の2位が照明器具です。蛍光灯からLEDに変えるだけで、年間数千円〜1万円の節約になります。3LDKのような部屋数が多い家庭ほど効果が大きい。冷蔵庫と違って電球自体が安いので、初期費用の回収も早いです。

No.3冬の暖房を電気毛布に切り替える

1時間あたりの電気代を比較すると、エアコンが3〜54円なのに対して電気毛布は約1円。セラミックファンヒーターを使い続けた場合と電気毛布を使った場合では、冬3カ月(1日6時間使用)で年間16,000円以上の差が出ます。

空気が乾燥しにくい、眠くなりにくいというメリットもあります。「暖房費を下げたいけど寒いのは嫌」という方にはまず試してほしい一手です。

No.4節水シャワーヘッドに交換する

総務省の調査によると、4人世帯の年間水道料金は約7万6,000円。節水シャワーヘッドに替えると使用水量が20〜30%削減でき、年間1万〜2万円の節約になります。本体価格は安いもので1,000円前後から、高機能なものでも1万円以内で買えるものが多く、元が取れる期間も短いです。

メディア・情報費を見直す(No.5〜6・No.18〜20)

No.5NHK受信料を年払いにする

衛星契約の場合、口座振替・クレカで12カ月前払いにすると月額が下がり、年間2,455円の節約になります。テレビを持っていて受信料を払っているなら、支払い方法を変えるだけで済むので今すぐ確認する価値があります。

No.6テレビを手放す

テレビを持っていると年間3万円近いコストがかかります(NHK受信料2年間で約2.4万円+電気代)。スマホとネットさえあれば必要な情報はほぼ取れる時代ですし、テレビをほとんど見ていない方は思い切って手放すのも一つの選択肢です。私も引越しのタイミングでテレビを置かない生活を試しましたが、意外と困りませんでした。

No.18本は電子書籍で買う

電子書籍は紙の本より1割程度安く、セール時には50〜70%引きになることもあります。本棚が不要になるので部屋のスペースも空き、将来的には部屋のダウンサイズにもつながります。電子書籍リーダー(1万5,000円前後)は長期で見れば十分元が取れます。

No.19日経新聞は楽天証券の日経テレコンで読む

日経新聞は朝刊・夕刊セットで月額4,900円、年間約6万円します。楽天証券に口座を持っていると「日経テレコン(楽天証券版)」が無料で使え、直近3日分の日経新聞記事や過去1年分のニュース検索が閲覧できます。

一覧性は紙に劣りますが、年6万円の節約効果は大きい。日経を読む習慣がある方はぜひ確認してみてください。

No.20使っていないサブスクを解約する

Amazon Prime、Kindle Unlimited、Spotify、Netflix——魅力的なサービスが増えた分、気づかないうちに重複契約になっていることがあります。1つ解約するだけで年間約1万円の節約になります。

私は半年に一度、サブスクの棚卸しをするようにしています。「そういえば最後にいつ使ったっけ?」というものは迷わず解約です。

日常の消費行動を変える(No.8〜10・No.12〜13・No.17)

No.8コンタクトをメガネに変える

使い捨てコンタクトは年間2.8万〜6万円かかります。JINSやZoffなら1万円前後で軽量・薄型のメガネが買えるので、メガネに切り替えるだけで年間1.8万〜5万円の節約になります。目への負担を考えても、メガネのほうが長期的には優しいです。

No.9タバコをやめる

タバコを吸っている人は平均で年間約11万円を煙草代に使っています。健康へのダメージを考えると、お金以上のコストがかかっていると言えます。「どうせ続かない」と思っている方も、まず1カ月だけ試してみる価値はあります。

No.10メルカリで買ってメルカリで売る

おもちゃ・ゲーム・育児グッズなど、すぐに使わなくなるものはフリマアプリで売買するのが賢い方法です。例えば5,000円で買ったゲームを遊び終えたらすぐ4,000円で売れれば、実質1,000円で楽しめたことになります。売る感覚が身につくと、買うときの判断も変わります。

No.12コンビニに行く頻度を減らす

コンビニの1回あたりの平均利用額は約570円というデータがあります。週3回行けば月約6,800円、年間で約82,000円です。スーパーやネットで同じものを買えば半額以下になることも多い。「ちょっと寄るだけ」が積み重なると、思いのほか大きな出費になっています。

No.13お菓子を買う量を減らす

総務省の統計によると、菓子類への月の支出は1家庭あたり6,000〜7,000円程度。年間で7〜8万円以上になります。砂糖・脂質過多の食品は健康面にも影響があり、将来の医療費増加につながるリスクもあります。「完全にゼロにする」は難しくても、量を意識するだけでも差が出ます。

No.17ペットボトル飲料をやめて水筒を持参する

コンビニで1本150円のペットボトルを毎日買えば年間5.5万円近い出費になります。水筒(1,000円以下)とティーバッグ(30個で250円程度)に切り替えれば、ランニングコストはほぼゼロ。「節約効果が高い割に手間が少ない」という点で、費用対効果は非常に高いです。

お金の使い方・決済を最適化する(No.14〜16)

No.14ATM手数料をゼロにする

コンビニATMを日常的に利用している方は、年間約3,000円を手数料として払っているケースが多いようです。楽天銀行など残高条件つきで手数料が無料になるネット銀行に口座を移すだけで、ほぼゼロにできます。「たかが100円」と思いがちですが、習慣として続くと積み重なります。

No.15還元率の高いクレジットカードを使う

クレジットカードの平均還元率は0.5%ですが、楽天カードのような1%以上の高還元カードに変えるだけで、月10万円の決済なら年間6,000円の差が出ます。ポイントは「何かを変える」必要もなく、普段の支出をカードに集約するだけで自然と積み上がっていきます。

No.16定期券をクレジットカードで買う

東京の定期代は平均で月約1.3万円、年間約15.6万円です。これをポイント還元率1.5%のカードで購入すれば、年間2,340円がポイントとして戻ってきます。JR東日本の「JREカード」は定期券購入・Suicaチャージで1.5%還元と相性が良く、交通系のサブカードとして優秀です。

その他・特定条件の節約(No.7・No.11)

No.7国民年金保険料を2年分まとめて払う(フリーランス向け)

フリーランス・個人事業主の方向けです。国民年金保険料を2年分まとめて前納すると、トータルで14,590円(年間約7,295円)安くなります。さらに月400円の付加保険料を納付すると、受給時に「200円×付加保険料を収めた月数」分、年金が上乗せされます。2年で元が取れる非常にお得な制度です。

No.11薬はジェネリックを選ぶ

ジェネリック医薬品は先発薬と同じ有効成分・効能が認められた後発薬で、薬代が6〜8割程度まで下がります。持病で定期的に通院している方は年間数千〜1万円以上の節約になることもあります。処方箋を受け取る際に「ジェネリックで」と一言伝えるだけです。

節約額まとめ一覧

No. 節約術 年間節約額の目安
1 古い家電を省エネ製品に買い替える 5,000円以上
2 蛍光灯をLEDに交換する 数千円〜10,000円
3 電気毛布を暖房に使う 約16,000円
4 節水シャワーヘッドに交換する 10,000〜20,000円
5 NHK受信料を年払いにする 約2,455円
6 テレビを手放す 約30,000円
7 国民年金を2年前納する(フリーランス向け) 約7,295円
8 コンタクトからメガネに変える 18,000〜50,000円
9 タバコをやめる 約110,000円
10 メルカリで売買する 実績による
11 薬をジェネリックにする 約12,000円
12 コンビニに行く回数を減らす 約82,000円
13 お菓子の購入量を減らす 72,000〜84,000円
14 ATM手数料をゼロにする 約3,000円
15 高還元率クレジットカードに変える 約6,000円
16 定期券をクレカで購入する 約2,340円
17 ペットボトルをやめて水筒にする 30,000〜55,000円
18 本を電子書籍で買う 約7,100円
19 日経新聞を楽天証券で無料で読む 約60,000円
20 不要なサブスクを解約する 10,000円〜
合計(目安) 約47万〜57万円

まとめ

20個並べると多く感じますが、ポイントは「一度設定したら継続的に効く」ものを先に片づけることです。LEDへの交換、節水シャワーヘッド、クレカの切り替えなどは、やってしまえばあとは何もしなくても毎月節約が続きます。

正直に言うと、私も全部できているわけではありません。ペットボトルはついコンビニで買ってしまいますし、お菓子もゼロにはできていない。でも、それでいいと思っています。節約はやりすぎると生活の質が下がって、続かなくなります。

大きな固定費を見直して70〜80点取れたら、細かい節約は自分の性格やライフスタイルに合わせて無理なく取り組む——それくらいの気持ちでちょうどいいです。

  • 電気・光熱費(LEDや電気毛布)は一度変えれば自動で節約が続く
  • コンビニ・お菓子・ペットボトルは「習慣」を変えるだけで年間10万円規模の削減になる
  • クレカ・ATM・定期券は「支払い方法」を最適化するだけでポイントが積み上がる
  • サブスクや日経新聞は定期的に棚卸しするだけで年間数万円の無駄がなくなる
  • 節約はあくまで「手段」。最終的には稼ぐ力を伸ばすことが豊かさへの近道
【免責事項】本記事は情報提供を目的としており、節約効果は個人の生活状況・使用頻度によって異なります。記載の節約額はあくまで目安であり、特定の結果を保証するものではありません。